ユーザー車検 その2
時計の針はすでに11時30分。
二度目の検査レーンへ。
先程の茶髪の兄さんが書類にハンコを押して、スピードと光軸のみの検査ができるように機械を設定してくれます。
「あと2回ね、んじゃどーぞ」と。
一か八かのスピード測定。
実はさっきの1回目の検査で、ビクスクの人がスピード測定しているのを見て、もしかしたら検査でローラーが回り始めてからスイッチを離すまでの秒数を知っていればイケるのでは?!と閃き、検査終了してから後ろのゼファーに乗った人のスピード測定を目ざとくガン見していたのでしたwww。
数えること12秒!
茶髪兄さんが近くにいないことを確認し、ローラーが回り始めて12秒をカウント。
今だ!とフットスイッチを離しました!
結果は…失格。。
2回目も少しゆっくり目に12秒…
またしても失格。。
次の光軸検査は合格しました。
うぅ、、ラスト1回になってしまった。
もう策はありませんが、やるしかありません。。
これで失敗したら検査料金1700円と仮ナンバー750円、それに貴重な時間が無駄に…と脳裏をよぎりながらスタート位置に戻ると茶髪の兄さんがまた来たの?ってな顔でハンコを押してくれます。「ラストね」と機械を設定してくれて、いざスピード測定スタート。
ゲゲッ、茶髪の兄さんが斜め後ろから見てる(汗)
ローラーが回り出すも、あいかわらず動かないスピードメーターの針。。
気まずい空気にビビりながら12秒を数える自分。。
と、兄さん、「針動いてないじゃん」
ひーーバレた!
「すみません、、実は来る途中壊れて動かなくなっちゃいまして(涙目)」
12秒を数えるのもぶっ飛んだので、諦めてフットスイッチを離しました。
するとその瞬間、兄さん「まだまだ」といって後ろからスイッチを踏んでくれてるじゃーないですか!
そして、しばらくしてからフットスイッチを離すと掲示板には「合格」の文字が!!
えっ、どーゆーこと??
兄さん「音でわかっちゃうんだよねぇ」とドヤ顔。
そう、合格にしてくれたのです!!
「後でちゃんと修理しておいてよ」と言い残し、さっそうと業務に戻って行きました。
う~ありがたや、ありがたや。捨てる神あれば拾う神ありです。
なんとかオマケ合格してもらい書類を持って事務手続きへ。
しかしお昼休憩に入って窓口が開くのは1時から。
午前中で終わる予定だったのに、一日仕事になっちゃいました。。
お昼を食べて出直してから、プレート発行料金520円を支払いナンバープレートが手渡されました♪。
今日はもう無理…と何度か思いましたが、奇跡的にゲットできてホント良かったです。
しかし試合に勝って勝負に負けた気分ですが。。
2年後はきっちり自力合格してやろうと心に誓いましたwww
この写真は午後からの部ですが、結構人もいました。
やるならガラガラの朝一ですね。
いやー、しかし散々な目にあった。。とにかく疲れました。
でもその足で役所に仮ナンバープレートの返却と、いつもお世話になっている近所の総合ディーラーに部品注文しに行きました。
お店の人も覚えていてくれて、「RS50の調子はどうですか?」と声をかけてくれたので、散々な目にあってますよと。。んで今日のST2の出来事も愚痴っちゃいました。
お店でバイク買ってもないのにwww
店員さん「外車はそーゆーもんです。そーゆーのが希少価値だったり所有する喜びにもなるんですよね」と。
そーいえば今日、陸運局近くのコンビニに寄ったらお姉さん?おばさん?の微妙な年齢のレジ打ち店員さんに、「あの赤いバイクはドゥカティですね!やっぱりバイクの王様はオーラが違います」って話かけられました。えっ、王様なの??と思っちゃいましたが、でもちょっと嬉しかったです。
あと、お昼に寄ったファミレスの駐車場でもこれまた知らないおじさん?おじいさん?に「イタリアのバイクだねぇ、高いんでしょ?速いの?」とか聞かれました。
たまたまだろうけど、バイクでこんな声をかけられるのはあまり経験が有りません。
でも昔、サベージってアメリカンに乗ってた時に、信号待ちで横に並んだ消防車から消防士さんに「単気筒のアメリカンなんてあるんだね~」って声かけられた事がありましたわwww
まぁとにかく、そーやって声をかけてもらえると、散々酷い目にあっても、なかなかどーして憎めないヤツで、大事にしてやろうかな…って気持ちになるのでした。